亀田戦終えた那須川天心 「二刀流世界王者」の夢を語った
キックボクシングRISE世界フェザー級王者那須川天心（20）が、「欲を言えば両方やりたい」とキックとボクシングの「二刀流世界王者」の夢を語った。
22日、AbemaTVの企画でボクシング元世界3階級制覇亀田興毅氏（32）と3分3回の特別ボクシングルールで対戦。終始、ジャブを有効に使った攻撃で圧倒し、ボクシングの高い技術をみせつけた。
ジャンルを超えた今回の対戦には賛否両論が起こった。さらに、前日21日には日本ボクシングコミッション（JBC）と日本プロボクシング協会（JPBA）のボクシング2団体が、「非ボクシング」イベントについて警鐘を鳴らす共同宣言を発表した。そうしたさまざまな反応に、那須川は「もっと仲良くやりたいです」と素直な思いを口にした。「キックがすごい、ボクシングがすごいじゃないんです。両方すごい。ボクシングをなめてるとか言われますけど、一切なめてないです。ボクシングもキックも素晴らしい競技。両方は日本で出来ないので、世界でライセンスを取ってという構想はあります。夢というか。両方のベルトを持つ」と、2つのジャンルで同時に世界王者になる、壮大なプランを思い描いた。
試合後には戦った亀田氏だけでなく、ガッツ石松氏からもボクシング転向を勧められた。那須川は「考えたりはしますけど、自分がいま（ボクシングに）行ったら、まだ後悔するんじゃないかなというのがある。今、少しはキックボクシングを盛り上げられていると思うので、今抜けるべきではないかと思う」と、しばらくはキックの舞台でやっていく意向を示した。
|
|
関連記事
