村田諒太 ブラントへの雪辱まであと2週間 「早くリングにあがりたい」

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 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(7.12エディオンアリーナ大阪)で王者ロブ・ブラント(米)との雪辱戦に挑む前王者の村田諒太帝拳)が27日、都内のジムでトレーニングを行った。

 

 試合まで2週間あまりとなった村田はカルロス・リナレス・トレーナーとのミット打ちや、リングにロープを張り、足首に重りをつけてのダッキング&ウィービングなど、基本的でありながら追い込んだメニューをこなした。

 

 今週から減量着を着て体重調整もスタートしたが「減量というより汗をかく量を増やしたくらいで、(本格的な)減量は1週間くらい。いつも早く落としすぎるので」と相変わらずウエートに問題はないようだ。

 

 精神的にも充実している様子で「早くリングに上がりたい気持ち」とも。「苦しみから早く逃れたいから早くリングに上がりたいのではなく、試合が楽しみだからリングに早く上がりたい」と付け加えた。

 

 取材のたびに「練習はうまくいっている」と話す村田について、帝拳ジム浜田剛史代表は「今回はいままでで一番いいスパーをしていますから。それは当然でしょう」と話した。

 

 今回の試合にあたり、村田はスパーリングを報道陣に公開していないが、浜田代表は「すべてのスパーリングが100%いいわけではない。ただ、たとえ疲れているときでも考えていることの何割かは出ている。たとえ悪い状態でも(途中から)いい状態にもっていける。これはいままでなかった」と評価した。

 

 村田が繰り返しているように、これが試合に出なければ意味はないが、「勝てるだけのスパーをしている」(浜田代表)のは確かのようだ。あす28日はブラントが来日。試合までいよいよ2週間となる。

 

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